1993年に日本でプロサッカーリーグ「Jリーグ」が発足して以来、数えきれない数の助っ人外国人選手がプレーしてきました。その中で国別でみていくと、Jリーグでは南米のサッカー強豪国・ブラジル人選手の選手が特に際立った活躍をしてきた歴史をもちます。
その中で初期の代表的選手というと、のちに日本代表監督に就任する事となったジーコがまず挙げられ、1994年1stステージで引退するまでに素晴らしいプレーを披露し続けました。また、2年目の途中からはジーコの誘いを受けて現役ブラジル代表のレオナルドが鹿島に加入し、在籍した2年の間に多数のスーパーゴールを記録しています。
なお鹿島には1995年から前年のW杯にてレオナルドと共に活躍したジョルジーニョも加入して4年プレーしましたが、2年目の1996年にはリーグMVPに選出されました。1994年のW杯ブラジル代表選手というと、1995年初めには柏レイソルにFWのミューレルが加入しています。そして、開幕から大活躍していたものの家庭の事情によってわずか数カ月でブラジルに帰国してしまったというような事も起こりました。
その他、1995年シーズンにはジーニョ・エバイール・サンパイオという当時のパルメイラスの主力3人が一度に横浜フリューゲルスに加入して話題になった事があります。3人とも横浜フリューゲルスにて大活躍しましたが、サンパイオについてはJリーグでプレーしながらブラジル代表に選ばれ続け、1998年のW杯出場も果たしました。そして、迎えたワールドカップ開幕戦ではヘディングにて大会第1号ゴールを記録しています。